年齢に関係なく転職は可能だということを知りました

私が転職を志したのは30代の後半になってからでした。小売業からIT関係という全く畑違いの業界への転職だったため、最初は非常に不安がありました。それに年齢的なことも不安に拍車をかける理由になりました。しかし、根気強く学校に通ってしっかりと基礎的な技術を身につけて、派遣で働くことによって経験を積んでいくことで、自然と仕事の技術を身につけることができるようになりました。もちろん大変なこともありましたが、知らないことは知らないとはっきりいうことで、確認するくせもつきました。その経験もあって、正社員としての仕事を決めたときも、スムーズに始めることができました。今になって考えれば、それは、本当に良かったと思います。なんでも、分からない初めての業界に転職するときには、派遣でもなんでもかまわないので、しっかりと経験を積むということが大切です。経験さえ積めば、不安は解消されてきます。考えすぎずに動くことが大事です。

人間力の活用を意識して活躍しましょう

IT業界は若手が活躍することが多いという印象がありますよね。

中高年になってからIT業界に転職することに二の足を踏んでしまう大きな要因がこの印象によるものかもしれません。(技術についていけるか不安、という大きなものもありますが・・・)

しかしそんな心配は無用です!

ちょっと考えてみましょう。若手と比べた時のベテランのもっとも大きな強みはなんでしょう?

これはひとえに「人間力」といっても良いと思います。

たとえば「コミュニケーション力」。

難しい言葉を並べて顧客にべらべらとプレゼンテーションするのは技術力に自信のある若手エンジニアにありがちな仕事の仕方です。

逆に社会人としてのベテランである中高年は「顧客の反応を見ながら」「顧客にわかりやすいように」「丁寧に」プレゼンテーションする能力の高い方が多くいらっしゃいます。スキルシートには記載できないこのような能力は周囲から「あの人はなぜかいつも顧客から信頼されるだよね・・。なんでだろう?」といった評価を受けている人に多いものです。

このような能力(あえてスキルと言わずに能力と言います)は一朝一夕に身につけられるものではなく、長年社会で揉まれたベテラン(中高年)にこそ備わる「その人の価値」です。

「難しいことを難しく喋るのは簡単なこと。難しいことをいかに”難しくない言葉”で喋るのが本当のコミュニケーション能力」といえます。

このほかにも顧客との関係づくりや懐に入りこむ能力、ベテランならではの安心感なども「人間力」の要素ですので、ぜひベテランになってからIT業界へ転職したいというプランのある方は、技術とか流行の要素ばかりでなく、ベテランならではの強み=「人間力」をアピールして、転職後もその「人間力」を存分に活用してみてください。

「人間力」は業界にかかわらずほぼ共通の武器ですので、他業界で培った人間力はIT業界でも必ず価値となってあなたの活躍を後押ししてくれるはずです。

採用側としてベテランを何人も採用してご活躍していただいている立場からの意見でした。

中高年のIT業界への転職は無謀なことではない

40代以上、つまり中高年という年代からIT業界への転職と聞けば、無謀なように感じる人もいるでしょうけれど、IT業界にいる現場の人間からすれば、「案外そうでもないんじゃない?」と、思うわけです。なぜなら、実際に40代からIT業界へ転職してきた方もいたわけですから。

ただし、インターネットに関しては初挑戦でも前職はソフトの開発者であったりと、本当の意味でのまるっきり知識のない素人さんというわけではなかったものですが。ですからパソコン操作もできますし、そしてまたインターネットに関する言語は違えど、開発の言語はわかるわけです。

ですからつまり、土台の知識は持っていたといえるのではないでしょうか。そのせいか、もとからの地頭の良さのせいなのか、最初こそインターネット関連の言語に苦戦していたようですが、半年もすればもっと以前からいた社員さんであるかのように馴染んでいたりしましたからね。

また、IT業界へ中高年に属する年齢から入ってきた人のなかでも、現場にガッツリと入るのではなく、カスタマー対応やマニュアル整理を担当していた人もいましたね。ですから、私は中高年のIT業界への転職は何も無謀なことではないと思うわけです。